「理学部は就職できない」私が進学する時にはよく言われていました。しかし実際に卒業してみると、それは噂に過ぎなかったのだと感じます。
本日は理学部を卒業した筆者目線で実施はどうなのかというところをお話ししたいと思います。
理学部でも就職できる!むしろ引くて数多になる場合も!
これは理学部だからというよりも他の理系学部と同様だと思いますが、やはり理系は就職しやすいと感じます。
また、工学部や農学部、薬学部などは特定分野の就職先は他の学部よりも強いですが、理学部の場合は汎用性が高いので、進学後に自分が行きたい就職先が決めたい場合にはおすすめです。
そもそも理学部では何を学ぶのか!?
工学部・農学部・薬学部・理学部を比較した際に、前の3つは応用研究、理学部は基礎研究と分類されることが多いです。(もちろん農学部などでも応用研究をやってるなど、明確に分類は難しいですが)
基礎研究とは「今存在していない分野の道を切り開くこと」で、応用研究は「切り開いた道を様々な方向に延ばしていくこと」だと個人的には考えています。
例えばAという化学反応がある時に、理学部では同じ物質を使ってBという別の化学反応を見つけるなどAの反応を疑い他の方法を模索するというアプローチをしますが、薬学部ではAという化学反応をどのような薬に利用できるかを考えるというような違いがあります。
さらに応用研究で延ばした道の先にビジネスがあると思っています。
就職先はどのようなところ?
先述したように、企業としてはビジネスに近い応用研究を大学で学んでいる人を採用したいため、基礎研究と就職に隔たりがあるように感じる部分が理学部は就職ができないと言われる所以でしょう。
例えば同じ化学を学んでいたとしても、工学部や農学部、薬学部の場合はテーマは異なりますが多くは実験の研究が多く、自分の専門性を活かして化学メーカーや製薬会社の実験系の職種に強いイメージです。
一方で理学部では研究過程で培った「思考力」を活かしてコンサルなど別分野への就職も多く見受けられます。
また、今ないものを考える上ではプログラムなども必要で、自分で考えた仮説に基づいてプログラムを組んでいくことや、取得済みのデータを新しい切り口で分析するなど、実はプログラミングやデータ分析も行います。
そのため、意外に思えるかもしれませんがSEなど実務的なスキルを活かした就職も多いです。
実績が少ない就職先でも意外と就職できる
大学の就職先情報からおおよその就職先の見当をつける人も多いと思いますが、私の経験上、就職先情報と実態は違う場合もあるなと思っています。
決して詐称しているわけではなく、情報では一部の就職先を記載されるため、個人的に魅力的な企業でも記載されないパターンが多くあるということが理由です。
そのため、就職先情報だけを頼りにするのではなく、自分で行きたい企業があればその企業に行ける可能性も多分にあるということをお伝えしたいです。
そもそも新卒採用は未経験での採用ですので、あまり背景にとらわれずに就職ができますので、自分が行きたい企業に進学先から行くことも可能です。
自分が行きたい気持ちを大切に!
上述したように、「就職ができない」と言われがちな理学部でも色々な分野の企業に就職ができます。
大切なのは進学先も就職先も自分が行きたい気持ちだと思いますので、噂や情報に惑わされず、自分の気持ちに素直に従うことで、その先の道も切り開けるのではないかと私は思います。
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